私は、TD-20KX-S以前にTD-3KW-Sを購入していたので、TD-3をTMC-6の代わりにして増設してみました。
パーカッション・パートを利用しているため、設定に制限がありますが、無事に増設できたのでその設定方法を紹介したいと思います。
TMC-6で増設する方法と同じで、TD-3に接続したパッドでMIDI信号を送信し、TD-20Xのパーカッション・インストを鳴らします。
ですので、MIDIケーブルが1本必要です。
設定の操作は、メーカ配布のマニュアルを参考にしてください。
必要があればご用意ください。Rolandサポート 取扱説明書
必要な設定
TD-3
- パッドのMIDIノート・ナンバーを変更する。
TD-20X
- パーカッション・パートのMIDIチャンネルをCH10に変更する。
- TD-3で設定したMIDIノート・ナンバーにパーカッション・インストを設定する
設定を行う前に、ケーブルを接続します。
例えば、スネアのパッドをこの状態で叩くと、TD-20Xのスネアが鳴ります。
鳴っていなければ接続系か音量を確認してみてください。
TD-3の設定
1. パッドのMIDIノート・ナンバーを変更する。上記のようにスネアを叩くとTD-20Xのスネアが鳴るのは、TD-3が発信しているMIDIノート・ナンバーがTD-20Xのスネアトリガーに対応しているからです。
TD-20Xのトリガーと重複したくなれけば、それ以外のナンバーを使う必要があります。
まず、各々のモジュールに設定されているMIDIノート・ナンバーを確認します。
(マニュアル参照 TD-3:page61 TD-20X:page139)
TD-20XはMIDIノート・ナンバー22~59(除24, 54, 56)がトリガーに占有されているので、それ以外のナンバーを使います。
変更の仕方は、マニュアルを参照ください。
(TD-3:page60 パッドのMIDIノート・ナンバーを設定する)
ちなみに私は、タム1~3をナンバー19~21に変更しました。
なお変更すると、そのプリセットでトリガーが鳴らなくなるので、使わないプリセットで変更すると良いでしょう。
TD-20Xの設定
1. パーカッション・パートのMIDIチャンネルをCH10に変更する。TD-3は送受信するMIDIチャンネルが10固定なので(TD-3:page63)、TD-20Xのパーカッション・パートが受信するチャンネルも10に変更します。
(TD-20X:page117 MIDIチャンネルを設定する)
TD-3以外のモジュールで、MIDIチャンネルが可変であるなら、チャンネル10以外でも双方のMIDIチャンネルを合わせれば使えると思います。
2. TD-3で設定したMIDIノート・ナンバーにパーカッション・インストを設定する
(TD-20X:page74 パーカッション・セットを設定する)
マニュアルに沿って「PERCUSSION SET EDIT」の画面までいって、パッドを叩けば対象のMIDIノート・ナンバーが選択されます。
そこから、自分の使いたいパーカッション・インストを選択します。
なお、パーカッション・セットは1~5までプリセットされているので、セット6を使うと良いでしょう。
インスト毎の詳細設定はpage75を参考にしてください。
設定はこれで以上です。
確認していませんが、要は「MIDIチャンネルが10(ないし可変)で、各トリガーのMIDIノート・ナンバーが変更でき(ないしTD-20Xのトリガーと重複せず)、MIDI OUTがあるモジュール」であれば、同様の設定を行うことで増設が可能なのではないでしょうか。
また、ハイハットコントローラFD-8も同様の手順で送信MIDIノート・ナンバーを変更することで、インストを割り当てることが出来ました。
2011/10/04 追記。TD-3側のパッド・センシティビティーを最大値まで上げることで、一応使えるかなレベルまでにはなりました。
ただ、FD-8のそもそもの仕様なのか、踏み込みの浅いところでは反応が今一で、しっかり踏み込んだところでないと音量が出ません。
ベロシティ・カーブをLOUD2に設定してみても今一。
注釈:マニュアルを熟読したつもりですが、MIDIの知識は疎いので所々用語が間違っているかもしれません。ご容赦頂きたく。
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