2012年現在、既に販売は終了しており、今更なレビューではありますが、
中古で出まわることもありましょうし、少しでも参考になればと。
ただ、私の知識不足から、他社製品や現行品との比較は今一です。
バンドをやるために始めたビギナー・初心者にはうってつけのモデル
とにかくコレに付きます。
今日、電子ドラムの選択肢も増えており、ビギナーにとっては悩みどころではありましょうが、
Rolandのエントリーモデルは適当な製品だと思います。
では、良いところ・悪いところを挙げてみます。
良いところ
- メッシュヘッド
- 音源
- 上位モデルとの互換
この製品(PDX-8)に限った話ではないんですが、やはりスネアだけでもメッシュヘッドだと良いです。
まず、ゴムパッド(PD-8など)より打感がリアルに近く、実践に近い環境でプレイできます。
次に、ヘッドの貼り具合が変えられるので、打感を自由に調整できます。
そして、手首が痛くなりにくいです。ゴムパッドだと跳ねっ返りが強い分、どうしても痛くなりやすいです。
2. 音源
限られた音源しか使えず、デジタル臭さがややありますが、アコースティックの雰囲気は十分出ていると思います。
DAWに録ってみた感じだと、調整済みの音源みたいになっていて結構使える音だったりします。
余談ですが、ドラム・マガジン・フェスティバル2009でJohnny RabbがTD-4K-Sでデモ演奏をしているのを生で観ました。
PAを通っているからなのかもしれませんが、アコースティックのドラムと大差がなく、迫力がありました。
これの音源であるTD-4はTD-3(本レビュー)の次世代機ですが、似たところということで、エントリークラスの音源も馬鹿に出来ないと思った次第です。
3. 上位モデルとの互換
上位の音源モジュール(TD-20など)が対応していればですが、そのモジュールにパッドを流用できます。(要チェック対応表)。
パッドだけでなく、親のモジュールによってはTD-3を使って更に増設することもできます。
(TD-3でなくても同様のことが出来るモジュールはあると思いますが)
悪いところ
- 初期不良の存在
- 一部ゴムの劣化
- キックトリガーパッドのレッグの不親切さ
詳しくはこちらを参照ください。
2. 一部ゴムの劣化
具体的にはキックパッド(KD-8)とスネア(PDX-8)のリムです。


3~4年程度で写真のようになりました。
スネアのリムは演奏への影響は少なく、気になったら部品交換で対処できると思います。
しかし、キックパッドは反動が無くなる一方で、練習に影響を与えます。
替えるにもパッドごと替えないとならないことを覚悟しておく必要があります。
3. キックトリガーパッドのレッグの不親切さ
写真はキックパッド(KD-8)のレッグ(スパー、スパイク)部分です。
高さ調整をしたい場合、構造上どうしてもスパーが出てしまうため、パッドの下に板か何かを敷かないと床が傷だらけになります。 (写真では意図的にスパーを逆にしています)
高さ調整自体もとてもやりにくいです。
といったところです。
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